特殊急襲部隊所属の一途すぎるスパダリ警察官×十年以上の求婚に折れた彼女
不仲な両親のせいで結婚願望がない絵都。申し訳なく思いつつ、イケメンすぎる元同級生・野依からの一途な求婚を断っていた。しかし飲み会で久しぶりに再会した彼と勢いで一夜を共にしてしまう。さらに結婚しないパートナーなら、と付き合うことに! 「愛してる。君以外何もいらない」彼の献身的な愛に身も心も蕩かされ、絵都はついに恋心を自覚し!?
いろいろ考えているうちに、自然と私の中で気持ちが固まった。
野依君なら……いいか。
返事をする前にもう頷いていた。
「……わかった……いいよ」
「絵都……!!」
私がGOサインを出した途端、野依君を辛うじて抑えていた箍みたいなものが、完全に外れた。
再び私の唇に自分のそれを押しつけると、また獣のようなキスを何度も繰り返した。
――食べっ……、食べられる……!!
唇を貪ると、彼の唇は顔から耳へ移動した。耳朶を食み、耳の中に舌を入れて舐められると、経験したことがないほどくすぐったくて、たまらず身を捩った。
「ひ、あっ……!! やあっ、それ……!」
「絵都……っ、可愛い……っ」
耳にかかる野依君の吐息のせいで余計にくすぐったい。唇をくっつけて喋られると、ぞわぞわと寒気に近いこそばゆさに襲われる。でも、すぐに野依君の唇が追いかけてきて、今度は首筋を強めに吸われた。
「んあっ」
唇を押しつけられると、同時に彼の髭が肌に触れる。伸びかけの髭のざらりとした感触に、相手が男だという事実をまざまざと思い知らされた。
野依君は綺麗な顔をしている元同級生だけど、れっきとした男。それを肌で感じ取ると、この先自分の身に起こりうるであろうことを想像して鼓動が速まった。
そうこうしている間に、野依君の手がトップスの中に入ってきた。お腹を撫でたあと、ブラジャーに包まれた乳房の上に手を置き、形を確かめるようにゆっくり揉まれる。
「あっ……」
乳房が彼の手の中で形を変えていく。
野依君はというと、私の服の上から胸の膨らみに頬ずりするように、顔を近づけてくる。
「はあ……、絵都……柔らかい……」
乳房に頬を擦りつけてから、彼は私のトップスをインナーごと胸の上までたくし上げた。素早く背中側に手を回し、ブラジャーのホックを外された途端、胸元から被さっているだけになっていたブラジャーの生地が剥ぎ取られる。
「綺麗だ……」
彼の眼前に現れた乳房を前にして、野依君が息を荒げる。表情は恍惚としていて、まるで芸術品を見るような目で見つめてくる。
「絵都、すごく綺麗」
こっちはめちゃくちゃ恥ずかしくて、どこを見ていいかわからない。
野依君が乳房を両手で包み込むと、そのまま中心に寄せるように持ち上げ、乳首に顔を近づけた。
その様子が思いっきり目視で確認できるので、この後何をされるのだろうと少し身構えてしまう。
「やだ、あんまり見ないで」
「なんで? すごく綺麗だよ。……ここも」
「きゃっ!」
親指と人差し指でキュッと乳首を摘ままれる。いきなり与えられた甘い痺れに声を上げると、彼が蕩けたような目で私を見つめる。
「感じたの? かわい……」
触れられただけで簡単に固くなってしまった乳首を、彼は転がすように指で弄んでくる。
「んっ……!」
ビクッと体を揺らしたら、野依君の目尻が下がった。
「すごく固くなってる」
まるで大好きなおもちゃで遊ぶ子どものように、夢中で胸先を弄っている。
――やだ……、なんか、変な感じ……。
ぎゅっと乳首を摘ままれると、ビリッと電流のような快感が走る。それを何度もされているうちに呼吸が乱れてきて、お腹の奥の方がむず痒くなってきた。
初めての感覚に、戸惑いつつ彼と視線を合わせる。
「……野依君……」
なんか私、変なの。と訴えたかった。
「うん、何?」
しかし彼が乳首に舌を這わせて舐め始めたせいで、言葉が出てこなくなった。
「あっ!!」
――なにこれ。……気持ち、いいっ……。
「やあっ、あ……っ、ン……!!」
「気持ちいいの? もっと舐めようか」
そう言って彼は、乳首を口に含み、激しく舐めしゃぶり始めた。そのせいで、まだ冷静さを保っていた思考がぐちゃぐちゃになってしまう。
「ああっ、あっ……、ん、いやっ、あ……!!」
さんざんよがって足をジタバタさせていたら、野依君がやっと舐めるのをやめてくれた。
「すごく可愛いよ。俺の舌でもっとよがって」
親指で唇を拭う仕草にドキッとする。
どこの俳優さんですか、と言いたくなるくらいのイケメンぶりに、なにも声が出ない。
「ちょっとごめんね」
私が肩で息をしている間に、彼がパンツのボタンを外し、素早く足からパンツとショーツを一気に引き抜いてしまう。
「う……や、あの……なんで私だけ裸……」
「うん? どした?」
ほぼ全裸を晒していることに気づき、慌てて両手で胸を隠す。でも、彼はだから何? と言いたそうな涼しい顔で、今度は自分のTシャツを脱ぎ捨てた。
「絵都、初めてだよね。じゃあ痛くないように優しくしないと」
近付いてきた野依君の体に釘付けになる。
彼の裸体を見たのは、高校時代にちょこっとあった水泳の授業以来。でも、本当にちらっと見た程度だし、あの頃の彼はスポーツで鍛えた細マッチョなイメージだった。
でも、今目の前にいる野依君の裸体をチラ見で終わらせることなんかできなかった。
というのも、彼の体はあの頃とは比べものにならないくらいバキバキに鍛えられていたからだ。
胸筋は隆起し、腹筋は綺麗なシックスパック。それだけじゃない、肩から二の腕にかけても筋肉がくっきりと盛り上がっていて、これをスルーする女性はいないのではないか。
――え……? これ、野依君の体……!?
綺麗な顔からは想像がつかないほど、彼の体は予想以上にすごかった。
「なっ……、野依君!? 体がすごい……」
思わず起き上がり、彼の体を凝視してしまう。
「ん? ああ……。仕事で嫌でも鍛えられちゃうからな……」
彼がベッドに膝をついて座り、腹筋をペタペタ触っている。
「触る?」
「えっ……」
「好きなだけ触っていいよ。これは、絵都のものだ」
野依君が私の手首を掴んで、自分の腹部にぺたりと触れさせた。触れた瞬間にわかる筋肉の固さに、きゅんと胸がときめいた。
「すごい、固い……」
「絵都に喜んでもらえるなら鍛えた甲斐があった」
すっかり筋肉に意識を持っていかれていた私だけど、いきなり野依君に抱きしめられてきゃっ、と悲鳴をあげてしまった。何も身に付けていない上半身同士が密着したことで、生々しさと恥ずかしさで体が熱を帯び始める。
野依君の顔が近付き、またキスをした。すぐ舌と舌を絡め合う艶めかしいキスに変わり、だんだん下半身にも変化が生まれ始めた。
甘いキスに体が反応し、自分でもわかるくらい愛液が溢れ出す。直接そこに触れられているわけではないのに、キスだけでこんなになってしまうのが不思議でならなかった。
「ん、の……よりくん……」
「愛してるよ、絵都」
もう今夜だけで何度好きとか愛してるとか言われたのか。そんなこともわからなくなるくらい、頭の中はぐちゃぐちゃだ。
私達は付き合ってすらいない。それなのに今、こんなことをしてるなんて……。
急にその事実が頭を占めて、キスの合間に彼から距離を取った。
「あ、の……、よく考えたら、私達付き合ってない……んだけど」
合間合間にちゅ、ちゅ、と音を立ててキスをされながら、どうにか訴えた。
「うん、そうだね。じゃあ付き合おう」
――あっさり!!
「絵都、お願いだから付き合って。俺の恋人になって」
一度唇を離してから、再度彼が深く口づけてくる。また獣みたいなキスをされて、返事をするどころじゃない。
――以前なら考える間もなく断ってたけど……。
今は状況が違う。
これだけ私に愛を囁いてくれた野依君に、あれやこれやと理由をつけて断ったとしても、最終的に口で勝てる気がしなかった。
それにキスもしちゃったし、それ以上のこともしようとしてる。ここまで気を許してしまった以上、私と野依君はもうただの元同級生には戻れない。
だったらいい。この人が望むようにしてみるのもある意味ありだと思った。
たまには流れに身を任せてもいいか、と。
キスが終わり、まだ息は上がっていたけど、どうにか空気を吸い込んで声を出すことができた。
「じゃ……、じゃあ……付き合い、ます……」
よかった、言えた。
しかし。ホッとしたのも束の間、私が交際をOKしたことで、野依君のボルテージは更にアップしてしまった。
――ちょっ……、なんか急に目が爛々としてるけど!?
喜びを爆発させている野依君から逃げるように、仰け反った。
「絵都……!! じゃあ、絵都は俺のものって思っていいんだよね?」
「そう、なのかな……?」
「俺はもちろん、ずっと前から絵都のものだけどねっ」
嬉しそうに微笑んでから、野依君は私の背に手を当て、ゆっくりとベッドに寝かせた。
「こっち、触るね」
宣言してから彼が触れてきたのは、足の付け根だ。人に触れられることなどなかったところに彼の指が触れた瞬間、わかりやすくビクッ!! と大きく体が跳ねた。
「きゃあっ!? やっ……」
「ごめんね、でも触らないとできないから」
もちろんそれは重々承知しているが、実際に触れられるとやっぱり不安で、無意識に体が縮こまる。
そんな私を見越してか、彼は優しく太股を撫でながら、ゆっくりと膝を立たせてその間に体を割り込ませる。
「絵都……もうすごく濡れてる」
指で襞の奥や蜜口の回りを撫でてくる。溢れる蜜を指に塗り、潤滑油にして前後を撫でられると、不思議な感覚に襲われる。
ゾクゾクするし、お腹の奥がキュッと締まって、蜜の量があからさまに増した。
――体が……変……なんだろうこの感じ……。
太股を擦り合わせたいけど、足の間に入っている野依君の体がそれをさせてくれない。仕方がなくシーツをぎゅっと掴んで耐える。
「あ……、ん……っ! ……っ、はあっ……、なんか……怖い……」
怖いという単語を口にしたら、すぐに野依君の視線がこちらに向けられた。
「ごめんね。なるべく痛くならないようにするから……」
でも、初めてはやっぱり痛いかもね。という彼の独り言は聞き逃さなかった。
――痛いんだよね、そうだよね……。
今の今まで初体験への期待の方が大きかったのに、それを不安が上回りそうになる。
「あの……は……入らなかったら、どうしよう……」
野依君の目がまん丸になる。
「いや、入らないってことはないと思うけど……」
数秒の間が空いた。そしてすぐに、その意図を理解して体が熱くなった。
「……そ、そう……ですか……?」
彼はこれ以上何も言えない私をスルーする。
「……だいぶ濡れてきたけど……指増やそうか」
指? と聞き返す前に、彼が蜜口への愛撫を再開する。指を増やしたのかどうかは、目視ではわからない。でも膣を愛撫する指の動きがさっきよりも激しくなり、腰の辺りのむずむずが強くなってくる。
「ンッ……、あ……っ」
「反応がかわいいなあ」
背中を反らして快感から逃れようとしている私に、少し弾んだ野依君の声が聞こえてくる。
心なしか手の動きも速くなった。
「ちょっ……、待って、待って。野依君っ……!!」
「うん、気持ちいい? じゃあもっとここ弄ってあげるね」
なぜか彼が体を屈めて股間に顔を近づける。指での愛撫は続行したまま、あろうことか襞の奥にある蕾を舌で愛撫してきて、思わず悲鳴を上げてしまった。
「き……きゃああああ!! やだ、野依君っ、やめてええ!!」
「ん? なんで? 気持ちよくするだけだから」
「あンっ!! そ……そこで喋っちゃだめえええっ……っ」
一際強い快感が止めどなく襲ってくる。でもどうしていいかわからなくて、なぜか涙が出てきた。
「やだあ……野依君……っ、もう、恥ずかしくって死んじゃう……!」
うっうっ、としゃくり上げながら訴えると、野依君が顔を上げた。
「絶対に死なせないから。そこだけは安心して」
「じゃあもうやめてよ……」
「やめたくない。もっと気持ちよくさせたい」
すると彼が舌で蕾を舐めしゃぶり始めた。ざらっとした舌が触れるたびに、ビクビクと腰が揺れるほどの快感に襲われた。そんな状況なのにあろうことか蕾を口に含んで強めに吸われてしまい、大きな刺激で腰が跳ねた。
「あああっ!!」