ルネッタブックス

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エリート公安警察官のイジワルな溺愛 マイペースな彼女のしつけ方

エリート公安警察官のイジワルな溺愛 マイペースな彼女のしつけ方

  • 著者:にしのムラサキ
  • イラスト:浅島ヨシユキ
  • ISBN:978-4-596-96313-0

  • ページ:288

  • 発売日:2025年5月12日

  • 定価:本体1200円+税

キーワード
  • イケメン
  • エッチ
  • エリート
  • ガチムチ
  • ギャップ
  • キュン死
  • サド
  • スパダリ
  • ドS
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    「お前、自分が誰の女かちゃんとわかってんのか?」

    漫画家の卵の寿々は、ピンチヒッターで呼ばれたバイト先で、犯罪現場を見てしまう。その筋の人から拉致されそうになったところ、イケメン公安警察官の高柳に救われるが、悪党に目を付けられた寿々は、捜査の目処がつくまで高柳と同居し保護されることに。素っ気ないけど実は優しい高柳に、次第に惹かれていく寿々だけど…!?

  • 試し読み

    「寿々」
    「なんですか? ひゃ」
     寿々を担ぎ上げ、寝室に向かう。すっかり一緒に眠るのが当たり前になったベッドに押し倒し、のしかかって見下ろした。
    「京一さん……?」
    「お前さあ、自分が誰の女かちゃんとわかってんのか?」
    「え?」
    「わかってないよなあ」
     しつけしないとな。
     俺は口の中で呟き、しゅるりとネクタイを外した。ぽかんとしている寿々の両手首を縛ったあたりで、ようやく寿々は思考を取り戻したらしい。
    「ちょ、な、なんで縛って」
    「しつけ」
    「し、しつけ? な、ひゃんっ」
     俺はふわふわの部屋着をたくし上げ、柔らかな双丘をさんざんに舐めしゃぶる。キスをして痕をつけ、色づいた先端を甘噛みしてちゅうっと吸い上げる。
    「あう、う……っ」
     びくっと身体を跳ねさせる寿々。すっかり俺になじんだ寿々は簡単に身体を蕩けさせ、甘く発情していく。寿々のボトムスだけ下着ごと脱がせ、がばっと開かせた脚の間を舌でまさぐる。
    「や。お風呂お……っ」
    「今更だろ」
     俺は笑い、期待に血を巡らせている肉芽を舌先でつつき、吸い付いた。
    「きゃあっ⁉」
     寿々が慌てたように脚をばたつかせる。肉芽を時折飴みたいに転がしつつ、ちゅうちゅうと吸い上げる。
    「きょ、いちさ……だめ、それ、っ、だめ」
     寿々が身体をくねらせる。俺は太ももを掴みちゅ、ちゅうっ、と同じ動きをやめない。
    「だめ、イく、イっちゃう、だめ、だめえ……」
     寿々の声が涙に濡れる。でも知ったことか。自分が誰のものか、しっかり自覚させないと。
    「うあ、ああ、……ぁ」
     びくびくと寿々の腰が跳ねる。下腹部がびくびくと痙攣している。絶頂を明確に伝えてくる素直な反応に口の端を上げつつ、俺は止まってやれない。ぐりっと肉芽の皮を舌先で剥き、露わになったそこをさらに吸う。
     寿々から悲鳴とも嬌声ともつかない声が上がる。悲鳴にしては甘すぎるし、嬌声にしては鋭すぎる。
    「はあ、ああ、あ、きょおいちさ、だめ、っ」
     両手首を縛られた寿々は身体をくねらせ、泣きながら必死に俺を呼ぶ。
    「だめ、イって、イってるの……!」
     俺は無視して肉芽を弄り続ける。イきすぎてびくびく腰を跳ねさせるだけで声も出せなくなった寿々のナカに舌を挿し入れた。粘膜を舐め上げ、じゅるっと溢れる蜜を吸う。すっかり解れてきたそこに指を入れる。吸い込まれるように指の根本まで飲み込まれる。肉厚な粘膜は蕩け、物欲しげにぐちゅぐちゅとうねっている。
    「は、ぬるぬる。もう挿れてもよさそう」
     俺はそう言いながら指を抜く。スラックスをくつろげ、バキバキになっている自身を取り出すと寿々の目がこちらを向いた。欲しがって、強請る目をして……。全く無自覚だと思う。はは、と低く笑った。
    「これ、好き?」
     先端から露を溢れさせる昂ぶりは、幹に血管を浮き立たせ興奮して硬く膨張している。
    「え」
    「じゃあ嫌い?」
     寿々が困ったように首を振る。さっきイったばかりで、まだ瞳はウルウルと濡れたままだ。
    「なら好きだな」
     俺は寿々の胸を跨ぐように膝立ちになり、彼女の口の前に昂ぶりを示し、ゆっくりと頬を撫でた。
    「キスして」
     寿々はびっくりした顔をして、けれどすぐにおずおずと亀頭に唇を押し付ける。俺はぐいっと腰を押し付け、彼女の唇を割る。
    「あ」
     驚く彼女の口の中に俺のものが入っていく。歯を当てないようにだろう、一生懸命に寿々が口を開く。
    「いい子」
     俺は褒めてやりながら頬を撫でる。甘えたように俺の手にすり寄る彼女はあどけない子猫みたいなのに、淫らに俺のものを頬張っている。
    頬を真っ赤にしてふうふう鼻で息をしているのが健気でたまらない。喉まで入れると苦しいだろうと腰を引き、肉張った先端だけをぺろぺろ舐めさせる。愛おしさと気持ちよさで血が巡り、先端からさらに露が溢れる。それを丁寧に寿々は舐め取り、俺を見上げる。上手? と言うように首を傾げた。
    「上手だよ。気持ちいい」
     自分が出していると思えない、甘い甘い声。誰かを甘やかすワントーン高い声音で寿々を褒めながら、髪を梳くように撫でる。
     しばらくそうしたあと、ゆっくりと彼女の口から自身を引き抜いた。ちゅぽん、と音がした。
    「ごめんな、こっちに欲しかった? えっろいな」
     俺は寿々の脚を掴む。というのも、さっきから彼女は太ももをすり合わせ必死で自分を慰めていたから。
    「あ、……」
     羞恥で寿々は頬をさらに赤くする。俺は笑い、コンドームを引っ張り出してパッケージを破る。くるくると着け、寿々を抱き上げ膝に座らせた。たくし上げていた寿々の部屋着が胸の半分くらいまで落ちてくる。
    「欲しいなら自分で挿れて」
    「え」
    「ほら」
     寿々の下腹部に硬く屹立した自身を押し付ける。寿々は両手を縛られたまま、微かに唇をわななかせ、腰を浮かせて一生懸命に俺を受け入れようとする。
    「あ、うまくいかない」
     半泣きの顔で寿々は俺を見る。狂おしげに寄った眉、物欲しげな吐息。俺は笑い彼女の腰を支えてやる。
    「あ」
     寿々が甘く啼く。ぐちゅっと淫らな音を立て、俺の昂ぶりは彼女の中に飲み込まれていく。濡れた肉襞が蠢き吸い付いてきた。よほど欲しかったらしい、最奥に辿り着く前に寿々は背中を反らし甘く高い声を上げ、俺のものを強く締め付けた。入り口が窄まり、ナカがひどくうねって……はは、ガチイきしてんじゃん。たまらない興奮で胸がいっぱいになる。
    「気持ちいいなあ、寿々」
     笑う俺を見上げ、情けなく淫らに眉を下げた寿々は腰をくねらせる。最奥に俺のを押し付けぐりぐり抉らせて、ただ快楽を追っている。彼女から溢れた水でスラックスが濡れる。
    「あ、京一さん、京一さん、イっちゃう、だめ、イっちゃうっ」
    「だめって。動いてるのお前だろ」
     俺は笑いながら、自分も欲が出てしまいそうになるのを逃す。こんなクソ可愛い寿々、もっと見ていたいに決まってる。
    「あ、あああーー……っ」
     びくっと寿々が身体を痙攣させた。強く強く、さきほどより狂おしげに根本を喰い締め、最奥が柔らかく俺に吸い付く。たまらず俺も上がってきた欲を吐き出す。どくどく、と自分でも呆れるほどに。
    「あー……」
     寿々を抱きしめ、低く息を吐く。やばいくらい気持ちいい。
     性欲を吐き出せば淡泊になるものだと思うのに、寿々に対してはそうならない。余計に執着が増す。ぎゅうぎゅう抱きしめ頭に頬擦りする。好きだ、と思う。
     俺は寿々から出て、彼女をベッドに横たえる。しどけなく横になる彼女を見て、柔らかくなりかけていた自身にまた血が巡る。はは、なんだこれ。
     コンドームを着けなおし、寿々の脚を開く。脚の間から、とろんとした寿々の顔が見えた。上気した頬、蕩けた瞳、半開きの唇から見える薄い舌。
     舌なめずりをして、部屋着をたくし上げなおし乳房の先端をつねる。
    「あ」
     寿々がえっろい声を上げた。同時にごちゅっとナカに屹立を突き刺す。
     肉襞が不規則に痙攣しているのは、まださっきの絶頂の余韻が残っているせいか。蕩けたそこをズルズル擦り上げると、寿々は信じられないくらい甘い声で喘ぐ。言葉にはもうなっていない。
     ただ、時折、俺を呼ぶ。
     独占欲がめらめらと余計に燃え上がる。俺の、俺のだ。俺の寿々。
    「で? 折口とはどんな話をしてたんだ?」
     俺はもはや半分意識を飛ばし、健気に素直に喘ぐだけになった寿々の口の中に親指を入れながら聞く。寿々は赤ん坊みたいに親指に吸い付き、舌を絡めて舐めながら、快楽に蕩けた瞳で不思議そうに俺を見た。
     俺はぐっ……と腰を強く強く押し付ける。接合部が擦れ、濡れた下生え同士が触れ合う。ぐちゅっと淫らな音を立てて根元まで埋め込めば、快楽に下がってきている子宮の入り口を膨らんだ先端で抉ることになる。蕩け切った最奥が柔らかく俺にキュンキュン吸い付き、びくびくと肉襞が痙攣した。入り口が窄まる。イきすぎだろ、と笑い奥をぐりっと抉る。
    「う、……ぁ……」
     子猫のような舌までが震えている。それを撫で、目を細めた。ゆっくり、ゆっくりと最奥をとん、とん、と優しく突く。
    「寿々」
     あえて低い声で彼女を呼び、口内にある指以外で頬を撫でて「言え」と頬を上げる。
    「言えるよな? 寿々。いい子だから」
    「あ、……、っ、でも、は、ひゃずかし……っ」
     舌を弄られているせいで、舌足らずになりながら寿々が眉を寄せた。
     俺のをずっぽり身体の中に咥え込んでるくせに、俺の親指猫みたいにぺろぺろ舐めてるくせに、他の男との会話を「恥ずかしい」?
     イラッとした。まさか折口、本気じゃないよな? 俺と日菜子さんをくっつけて、自分は寿々を俺から奪うつもりで。好きになっちゃうだろ、と初めて会った日に言っていた。
     そんなはずはない、あいつはそんな男じゃない。わかっているのに、嫉妬が理性を奪う。
     俺はため息をつき、指を抜いて寿々の腰をがっちりと掴みなおした。そうして、子宮口をぐりぐりとこじ開けるように腰を動かしながら、親指の腹で子宮のあるあたりをぐっと押す。とたんに寿々が切ない声で叫ぶように喘ぎ、腰を引いた。
    「ああっ、あああ……っ」
     肉厚な粘膜が、強くうねる。快楽から逃れようとしてか、寿々が必死に身体をくねらせた。
    「逃げるな、寿々。煽ってんのか」
    「って、ないっ、んんっ」
     ナカの蕩けた圧迫感に、気を抜けばイってしまいそうになる。
     ダメだ。
     ちゃんと寿々にわからせてやらないと。
     自分が誰のモノかってことを。
     俺は彼女の足首を掴み、大きく脚を広げさせて強く抽送する。ズルズルと俺の昂ぶりが彼女の濡れた肉襞を捲るように引っかいた。そのまま何度も一番奥に自身を打ち付ける。
    「あ、ああっ、だめ、だ、めっ、京一さん、気持ちい……っ」
     理性と悦楽の間で寿々がぐちゃぐちゃになっているのが最高にたまらない。
    「気持ちよす、ぎてっ、怖いっ、おかしくなる」
    「そうか、かわいそうに」
     俺は片手を離し、寿々の右脚だけを肩に掛けて昂ぶりを突き刺す。ずちゅっ、と最奥をさらに突き上げれば、寿々は悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げた。ぎゅう……っ、と俺の昂ぶりを食いしばる。
    「かわい」
     呟きながら、子宮のあるあたりを撫でてやる。寿々は「あー……っ」と腰を上げ、身体をくねらせた。
    「ゃ、おなか、撫でないでっ、京一さぁん」
     すっかり甘えて上擦った声。
    「変になる、変なの、っ、きちゃ……っ」
     寿々が泣きながら身体を強張らせた。とたんにナカの蕩けた肉が媚びるように収縮しながらひどくうねる。
    「あ、あっ、やっ」
     俺のものを強く強く食い締めながら、寿々は潮を溢れさせる。
     寿々の猫みたいに丸い目からぽろっと涙が溢れて眉根が強く寄る。
    「や、やだぁ……」
     俺は股間をぐっちょりと濡らした寿々の頬を撫で、「恥ずかしいなあ」と笑った。
    「そのうち挿れるだけでイって潮噴くかもな」

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