織部呉服店で見習いとして働く更紗には、7つ年上の年の離れた幼馴染がいる。
それは、織部呉服店の次期当主・高雄だ。
小さなころから更紗を見守ってくれていた高雄は、今でも更紗に甘くて優しい。
仕事で困った時も、さりげなく助け舟を出してくれる。
そんな恵まれた環境にいながらも、ここのところ更紗の気持ちはイマイチ晴れない。
甘えてばかりだりだと、一人前になれないかも…と不安を抱いた更紗は織部で番頭として働く父にそのことを相談するが、それが高雄の耳に入ってしまう。
更紗がいなくなってしまうと勘違いした高雄は、ある日突然二人きりになったとたん、更紗のうなじに唇を寄せてきて――!?
初めて見る、男としての幼馴染の顔に戸惑いながらも、更紗は拒めず…。柔らかく胸を揉まれ、熱い舌を感じ、めくるめく快感が押し寄せてきて――。