一級建築士のワイルド社長×ふんわり系の色白な新妻
唯愛は家業の危機を助けてくれた縁で建設会社若社長の太陽と大学卒業後すぐ結婚したが、彼は新婚旅行でもなかなか手を出してこない。病の父に頼まれ同情して結婚してくれたのではと悩むが、彼は年齢と体格差故に遠慮していただけで…。「キスだけで、もう蕩けた顔してくれるんだな」小柄な唯愛は大柄で逞しい彼に溺愛され激しく食べられ抱き潰されて!?
「唯愛の体は、どこもかしこもやわらかいな」
「そ、んなの……普通です……」
「へえ? そうなのか?」
ちゅ、と胸の先端にキスされる。
全身が粟立ち、閉じた膝にぎゅっと力を込めた。
「ここも?」
「っっ……、ぁ、や、太陽さん、そこは……っ」
「だんだん硬くなってきたが?」
二度、三度と彼が胸の中心にキスを落とす。
触れるだけだったキスが、唇で乳首のかたちをたしかめる動きに変わっていく。
やんわりと食まれると、腰が浮くほどの快感が全身を駆け巡った。
――何? これ……
甘い刺激に翻弄されて、喉の奥が熱くなる。
息が上がるのを隠せない。
だが、それでも唯愛は声を必死にこらえていた。
「反対もかわいがってやらないとな」
「は、ぁ、何を……、あ、あっ!」
濡れた舌が、胸の先端を舐った。
刹那、脳まで痺れるような刺激が全身を貫く。
ぴちゃぴちゃと、子猫がミルクを舐めるように太陽は唯愛の乳首を舐めているのだ。
――もう、無理。声、我慢できない。
「ふっ……、ぁあ、あ、やだ、胸……っ」
「嫌なのか? ほんとうに?」
「う……っ、き、もち、い……」
返事を確認した太陽が、舐めるだけでは足りないとばかりに乳暈ごと口の中に頬張る。
「ひ、ぁッ」
ぢゅう、と強く吸われて、唯愛は背中をそらした。
吸われる部分からは、何も出ない。
それなのに、執拗に吸われるたび、心が絞り出されていく。
「んっ、そんなに吸っちゃ、ダメぇ……」
「駄目じゃないだろ。初めてなら、準備しないと唯愛が傷つく」
「だ、だって、だって……」
――恥ずかしいのに、気持ちいい。もっとされたくなる。
しかし、初めてなのにそんなことを言ったら彼に嫌われてしまわないだろうか。
「ぁ、あッ……!」
屹立した部分に、軽く歯を立てられる。
痛いわけではないのに、全身がわなないた。
「太陽さん……っ、気持ちいい、です……っ」
「やっと素直になってくれた。嬉しいよ」
顔を上げた彼が、ゆっくりと体の位置をずらしていく。
「あの……、太陽さ……んっ!?」
腹部にキスされ、唇で体の輪郭をたどりながら、彼が顔を鼠径部に寄せていくのがわかった。
それが何を意味するか。
わからないほど、唯愛だって子どもではない。
年齢相応に、男女が何をするかは知っているのだ。
――だからって、そんなところ……!
「ここを重点的に慣らさないと、俺のを受け入れられるとは思えない」
「っっ……! だ、ったら……」
顔を横に背けて、唯愛は手の甲を口に当てた。
彼と結ばれたいと願ったのは自分のほうだ。
今さら、本気で拒む気はない。
「唯愛?」
「……して、ください。太陽さんに、わたしの体を慣らしてください……」
内腿に、彼の手が触れる。
膝を左右に割られたとき、唯愛は素直に脚を開いた。
今まで誰にも見せたことのない部分を、彼の前に無防備にさらすために。
――恥ずかしくて死んじゃいそう。お願い、見ないで。
「はは、唯愛はかわいいな。怖がりのくせに、俺に見られて感じてる」
「! そ、そんなこと……っ」
「そんなことないって、言えるか?」
にちゅ、と音を立てて、彼の指が唯愛の柔肉を押し開いた。
奥に秘めた小さな蜜口が、とろりと濡れている。
彼を受け入れるための場所は、太陽の目にさらされてはしたなく口を開閉しているのだ。
そのたび、奥からあふれた媚蜜が、こぽりと流れる。
「……っ、太陽さんに、だけ」
「俺だけ?」
「してほしくて、なっちゃうんです」
「俺を煽ってどうするつもりだ?」
答えは、口に出さなくともお互いにわかっているだろう。
――抱いてほしいんです。
開いた間に、彼が顔を寄せた。
鼻先が、慣れない花芽にかすめる。
「ぁ、あっ……!」
せつなく開閉する蜜口に、キスするときと同じく彼が唇を押し当てた。
そのまま、ちゅうっと吸い上げられると、しとどに蜜があふれかえる。
甘濡れの隘路が収斂し、未だ男を知らない体が打ち震えた。
「舌……っ、あ、あっ、入っちゃう……!」
「入れてるんだよ。唯愛の中まで、かわいがってやる」
やわらかく熱いものが、初めて唯愛の体の内側へ挿し込まれた。
浅瀬をちろちろと蠢いて、蜜口を内側から押し広げようとしている。
痛みはない。
ただ、純粋な快感だけが唯愛の体を支配していた。
「んっ、ぁ、あっ、そこ、いいの。いいっ」
「ここか?」
舌先が、濡襞を上にぐいと押し上げる。
「ひぁッ……ん! そこ、ぉ……」
花芽の裏側に当たる部分をこすられると、腰ががくがくと震えた。
「舌じゃ物足りないか。もっと奥まで広げてやるよ。痛かったらちゃんと言うんだぞ?」
「っ、はい……、あ、あっ!」
彼の中指が、ずぷりと唯愛の体にめり込んできた。
舌とは違って、もっと芯の通った存在だ。
さらに奥へと唯愛の中を抉り、感じやすいところを探っては指を曲げる。
「ふっ、ぅ、んんッ……!」
「狭いな。俺の、挿れたら壊れそうだ」
「そ……んな、困る……」
「ちゃんと慣らせば平気だよ。いい子で感じていて」
花芽に、彼の唇が触れた。
あっと思ったときには、もう遅い。
包皮を軽く吸って、舌先で隠れているつぶらな突起を探り当ててくる。
「ぁああッ、ぁ、や、そこ、ダメぇ……!」
これまでとは違う、神経に直接触れられるような刺激に、唯愛は泣きそうな声をあげた。
「感じすぎてつらい?」
彼の恥ずかしい問いにすら、ただ首を縦に振るしかできない。
ねっとりと舐め上げられると、腰から下が溶けてしまう錯覚に陥った。
「もっと濡らして、楽にしてあげる」
「太陽さん、んっ……」
「力を抜いて、唯愛」
花芽を唇と舌であやされている間も、いつしか二本に増えた指が狭隘な蜜路を往復している。
同時に外と中からの快楽を与えられて、唯愛は息をつく暇もない。
ベッドの上でしどけなく白い手足を泳がせ、初めての感覚に必死ですがりつく。
シーツに爪を立てては、腰から湧き上がるどうしようもないほどの快感に体を震わせた。
「は、ぁ、あ、そこ、おかしくなっちゃう……」
「いいよ。いくらでも感じて」
「でも……っ、ぁ、ああ、やっ……」
剥き出しになった花芽に、彼の唾液がたっぷりとまぶされている。
そこを舌でちろちろといじられると、こらえきれない悦びが体中を駆け巡った。
――何か、来ちゃう。ダメ、このままじゃ、わたし……
蜜口のひくつきが激しくなり、膝がガクガクと小刻みに震える。
痛いほどの悦楽に、唯愛は大きく息を吸う。
同時に、今にも果ててしまいそうな唯愛に気づいているのか、太陽が強く花芽を吸い上げた。
「ひっ、ぁ! あ、ああっ、あ、ダメ、来る、ヘンなの、わたし、あああ、あ!」
ぢゅうぅぅ、と音を立てて最も感じる部分を責め立てられ、つま先が空中を掻く。
次の瞬間、全身がピンと突っ張り、頭の中で白い光が爆ぜた。
――何、これ……? わたし、もしかしてイッちゃったの……?
肩で息をする唯愛の脚の間から、彼が顔を上げる。
「唯愛、イケたみたいだな」
「イッ……」
――これが、イクってこと。
強すぎる快感に、唯愛はただベッドの上に四肢を投げ出す。
まだ腰の奥で甘い余韻が続いていた。
彼の指をきつく絞り上げて、濡れた粘膜がせつなく蠕動している。
「もう一回、イク声を聞かせて」
「え……、あ、あっ、太陽さん……!?」
今度は、指を奥まで突き入れたまま、親指で花芽を転がされた。
初めて達したばかりの体は、彼の愛撫に翻弄されるばかりだ。
「や……っ、まだ、イッたばっかなのに……っ」
「連続して感じる練習もしておこう」
「そんなぁ……! あ、あっ、うう……」
ふたりの肌が、汗ばんでいく。
唯愛はシーツの上でもがきながら、彼の与える快楽を教え込まれる。
それから二回、指と舌と唇でイカされてしまった。
もう指一本すら動かせない。
枕の上に髪を波打たせて、唯愛は涙目で太陽を見上げる。
「も……お願い、です……」
「やめてほしい?」
そうではない。
これ以上焦らされたら、限界だ。
彼がほしくて、体中が狂おしいほど敏感になっている。
「太陽さん、が……」
「俺が?」
「っっ……、ほしくて、おかしくなっちゃう……」
彼の下腹部で、ボクサーパンツを押し上げるものがさらにぐっと力強く跳ねた。
「こっちのほうがもう限界だ。唯愛を食べてもいいか?」
「食べて……!」
太陽が下着をずらすと、猛る劣情が待ちきれないとばかりに姿を現す。
先端が大きく膨らんだそれは、唯愛が想像していたより遥かに大きく、太く、長い。
――嘘、こんなに……?
ほんとうに、あのサイズのものが自分の中に入るのだろうか。
「だったら、遠慮なくいただく」
「太陽さん……!」
濡れた蜜口に、彼の切っ先が宛てがわれる。
ぬちゅ、と濡れた音がした。
亀頭が柔肉の内側をこする。
蜜口に軽くめり込んでは、にゅぽん、と音を立てて花芽に先端が引っかかった。
「あ、あっ!」
彼は無言で、せつなげな吐息を吐く。
うまく入らないのだろうかと、不安な気持ちで目を閉じた。
「んっ……」
けれど、太陽は何度も蜜口付近を亀頭でこするばかりで、一向にその先へ進まない。
――どうして……?
薄目を開けると、太陽がじっとこちらを凝視している。
「あの……入らない、ですか……?」
「唯愛の表情がかわいくて」
ふ、と彼がやわらかに微笑んだ。
「それに、さっきの勢いで挿れたら優しくできないのがわかってたからな」
「……いい、です」
優しくしてくれなくても、構わない。
体中が太陽を求めていた。
彼がほしくて、涙がにじむ。
焦らされている間に回復した体力を振り絞って、唯愛は両腕で太陽に抱きついた。
ぎゅう、としがみついて、彼の肩口に顔を埋める。
「唯愛」
「優しくなくても、いい。太陽さんとひとつになりたいんです」
「……奇遇だな。俺も、同じ気持ちだ。ただし優しくしたい」
ぬぷ、と亀頭が浅瀬まで割り込んでくる。
体を内側から押し広げられる感覚に、ひゅう、と喉が鳴った。
――脈打ってる、の?
どくん、どくん、と隘路で脈動を感じる。
これは彼から伝わってきているのか、それとも自分の脈なのか。
密着したせつなる部分は、どちらのものかわからない脈動にわなないている。
「痛くないか?」
唯愛は無言で首肯した。
痛みよりも、最奥がもどかしさに疼いている。
「ゆっくり、挿れるからな」
「ん、はい……」
亀頭のくびれ部分まで蜜口に埋め込まれて、唯愛は浅い呼吸を繰り返す。
とろとろに濡れた柔肉が、彼の太幹を包み込んだ。
「ここ、だろ?」
指で探り当てられた感じる部分を、張り詰めた亀頭がぐっと押し込んでくる。
「っっ……ぁ、あ、あっ、そこ、待って」
「待たない」
上側を切っ先でこすり上げ、太陽が腰を揺らした。
「ひぁッ、ぁああ、あ、何……っ!?」
舌とも指とも違う。
これまでに感じたことのない何かが、唯愛の体をこわばらせる。
「まだ全部挿れてないのに、そんなに締めるなよ」
太陽の声が、ひどくかすれていた。
彼は前髪を手で払い、ひたいの汗を軽く拭う。
「もう少し緩めてもらわないと、奥まで行けそうにない」